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“とはいえ”シリーズ「スプリントプランニング編」

2023-06-14(水)19:00 - 20:00 JST
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“とはいえ”シリーズとは?

「Scrum Guideにはこう書いているし、よくブログではこういう事例を見かけるんだけど、とはいえ…」と困ってしまったり、チームで対話しても決めれない場面はありませんか?

たとえば、スプリントレビューでは"利用者にデモをする!"というのが定石です。
「うちはtoBやし利用者に見てもらうのって○○やから難しいよね」「そういうのを聞くと全部やらないといけなくなるしなぁ」などの"とはいえ"があります。

たとえば、Scrumでは専任のスクラムマスターがいるのが望ましいです。
「うちは忙しいし専任は難しいなぁ」「みんなコードを書きたいしなぁ」などの”とはいえ”をよく聞きます。

そういう"とはいえ"に経験豊かなアジャイルコーチが自分の経験や考え方をざっくばらんに話していきます。参加者のみなさんはラジオ感覚で聞いてもらっていてもいいですし、みなさんの”とはいえ”を教えていただいてもかまいません。

こういう会話をヒントに「教科書的にはこうやねんけど、できていないから…」と足が止まらず、自分たちのアジャイルの道を歩んでいくことができます。

第2回目のテーマはスプリントプランニングです。

スプリントプランニング

スプリントプランニングはスプリントの起点であり、ここではスプリントで実行する作業の計画を立てる。結果としてできる計画は、スクラムチーム全体の共同作業によって作成される。

プロダクトオーナーは参加者に対して、最も重要なプロダクトバックログアイテムと、それら とプロダクトゴールとの関連性について話し合う準備ができているかを確認する。スクラムチ ームは、アドバイスをもらうためにチーム以外の人をスプリントプランニングに招待してもよい。

スプリントプランニングは次のトピックに対応する:

トピック 1:このスプリントはなぜ価値があるのか?
プロダクトオーナーは、プロダクトの価値と有用性を今回のスプリントでどのように高めることができるかを提案する。次に、スクラムチーム全体が協力して、そのスプリントになぜ価値 があるかをステークホルダーに伝えるスプリントゴールを定義する。スプリントゴールは、ス プリントプランニングの終了までに確定する必要がある。

トピック 2:このスプリントで何ができるのか?
開発者は、プロダクトオーナーとの話し合いを通じて、プロダクトバックログからアイテムを選択し、今回のスプリントに含める。スクラムチームは、このプロセスの中でプロダクトバックログアイテムのリファインメントをする場合がある。それによって、チームの理解と自信が高まる。
スプリント内でどれくらい完了できるかを選択するのは難しいかもしれない。しかしながら、 開発者が過去の自分たちのパフォーマンス、今回のキャパシティ、および完成の定義の理解を深めていけば、スプリントの予測に自信が持てるようになる。

トピック 3:選択した作業をどのように成し遂げるのか?
開発者は、選択したプロダクトバックログアイテムごとに、完成の定義を満たすインクリメン トを作成するために必要な作業を計画する。これは多くの場合、プロダクトバックログアイテムを 1 日以内の小さな作業アイテムに分解することによって行われる。これをどのように行うかは、開発者だけの裁量とする。プロダクトバックログアイテムを価値のインクリメントに変 換する方法は誰も教えてくれない。

スプリントゴール、スプリント向けに選択したプロダクトバックログアイテム、およびそれら を提供するための計画をまとめてスプリントバックログと呼ぶ。

スプリントが 1 か月の場合、スプリントプランニングのタイムボックスは最大で 8 時間である。 スプリントの期間が短ければ、スプリントプランニングの時間も短くすることが多い。

Scrum Guideにはこう書かれています。今回はこのスプリントプランニングの”とはいえ"を扱います。

こんな方はぜひお越しください

  1. 組織やチームをもっといい感じにしたいと思っている人
  2. チーム内だけの学びだけでなく第三者の意見を知りたい人
  3. アジャイルやスクラムを実践してみたいけど、自分の現場ではうまくいかないと思っている人
  4. 組織の中でアジャイルやスクラムをうまく展開していけないとお悩みの人

今後の予定

1回目:スプリントレビュー (2023-5-15開催)
2回目:スプリントプランニング ←今回
3回目:レトロスペクティブ
4回目:デイリースクラム
5回目:スプリント

X回目:ステークホルダーとのコミュニケーション
Y回目:チームづくり

アジャイルコーチ

中村 洋 ( @yohhatu )


<プロフィール>
株式会社レッドジャーニー
CSP-SM(認定プロフェッショナルスクラムマスター)・CSPO(認定プロダクトオーナー)

様々な規模のSIerや事業会社でのアジャイル開発に取り組み、今に至る。現在まで主に事業会社を中心に40の組織、80のチームの支援をしてきた。
「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、チームや組織が自分たちで"今よりいい感じになっていく"ように支援している。
発表資料 「いい感じのチーム」へのジャーニー、チームの状況に合ったいろいろなタイプのスクラムマスターの見つけ方、アジャイルコーチが見てきた組織の壁とその越え方、など多数。

新井 剛 ( @araratakeshi )

<プロフィール>
株式会社レッドジャーニー 取締役COO
プログラマー、プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、アプリケーション開発、ミドルエンジン開発、エンジニアリング部門長など様々な現場を経て、全社組織のカイゼンやエバンジェリストとして活躍。現在はDX支援、アジャイル推進支援、CoE支援、アジャイルコーチ、カイゼンファシリテーター、ワークショップ等で組織開発に従事。勉強会コミュニティ運営、イベント講演も多数あり。
Codezine Academy ScrumBootCamp Premium、機能するチームを作るためのカイゼン・ジャーニー、今からはじめるDX時代のアジャイル超入門 講師
CSP(認定スクラムプロフェッショナル)、CSM(認定スクラムマスター)、CSPO(認定プロダクトオーナー)
著書「カイゼン・ジャーニー」、「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」、「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、「WEB+DB PRESS Vol.111 見える化大作戦特集

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