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未来を選択するための事業開発のすすめ 〜「シナリオプランニング」と「仮説検証型アジャイル開発」〜

2021-03-03(水)19:00 - 21:00 JST
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現在(いま)を選ぶための未来を描き、描いた未来から現在(いま)を選ぶ

これから先に通用する事業を作るためにはどうしたら良いのか? 2020年より続くコロナ禍も、いずれは収束へと向かうでしょう。しかし、今、これから先を見据えた事業作りをどのように行っていくかは、相当に難易度を増しています。人々の日常体験や、仕事のあり方取り組む方がどのように変わり、場合によって元に戻る部分があるのか。誰にも、未来を予測することはできません。

しかし、それは未来を考えないということではありません
むしろ、誰にも分からないこそ、想像し、妄想し、構想する。その方向性に、近づけている余地があるということです。これからの事業作りに必要なのは、実現しそうな「未来をあてる」のではなく、描いた「未来をつくる」、近づけていくための「現実の選択」だと考えます。

コロナ禍下で、縁あって新井宏征さんと出会いました。新井さんが啓蒙されている「シナリオプランニング」はまさに、選ぶべき未来を描くために必要なこと。描いた未来を選択し、現実を育てていくために「仮説検証」、そして、世に問うすべとして「アジャイル」なプロダクト作りが噛み合うことで、もう少し望みある未来が引き寄せられるのではないかと、考えています。

予定している内容

  • 「先が読めない時代の顧客と事業の考え方」(株式会社スタイリッシュ・アイデア 代表取締役 新井 宏征より)
  • 「仮説検証型アジャイル開発で事業を実装する」(株式会社レッドジャーニー代表取締役 市谷 聡啓より)

こんな方におすすめ

  • 新規事業部門の方
  • DXを推進する担当の方
  • 事業作りとプロダクト開発の乖離を感じている方

内容

「先が読めない時代の顧客と事業の考え方」

中長期の未来を見とおし、それを踏まえて事業や戦略を検討することは、簡単なことではありません。現在の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、先を見とおすことが、これまで以上に難しくなってきました。それでも私たちは未来のことを考えていかなければいけません。でも、現在のように不確実な時代に、未来を考えるにはどうすれば良いのか。

そのための手法が、今回ご紹介する「シナリオプランニング」です。シナリオプランニングとは、不確実な未来の可能性を検討し、事業や戦略、パーパスなどを検討していくために活用する手法です。

今回はシナリオプランニングの基本的な考え方をお伝えした上で、シナリオプランニングを活用することで、不確実な時代における事業開発の考え方についてお伝えします。

新井 宏征

株式会社スタイリッシュ・アイデア 代表取締役
一般社団法人シナリオプランナー協会 代表理事

SAPジャパン、情報通信総合研究所(NTTグループ)を経て、現在はシナリオプランニングや組織開発の考え方を応用し、事業と組織の両面からクライアントの変革を支援するコンサルティング活動に従事。不確実な時代の中で、イノベーションを起こし続ける組織や人材を生み出すために必要な知識と知恵を伝えることを目的として、メールマガジンやブログ、セミナーなどで情報発信を続けている。

訳書に『プロダクトマネジャーの教科書』、『90日変革モデル』、『成功するイノベーションは何が違うのか?』(すべて翔泳社)など、主な著書に『世界のインダストリアルIoT最新動向2016』(インプレス)などがある。現在シナリオプランニングに関する書籍を執筆中。

東京外国語大学大学院、Saïd Business School Oxford Scenarios Programme修了。
中京大学国際学部 非常勤講師

「仮説検証型アジャイル開発で事業を実装する」

不確実な状況下で事業アイデアをプロダクトとして実装するためには、わからないことをわかるようにする取り組みが必要です。それは 仮説を立て検証しながら進めていくプロダクト開発 に他なりません。

仮説検証型アジャイル開発」は、「正しいものを正しくつくれているか?」を向き合う問いとして置き、探索を行います。仮説検証で事業仮説を取捨選択、失敗のリスクを減らし、学びを蓄積して、組織の決定の確実さを高めることで、プロダクト開発の見通しを立てていきます。仮説検証の精度を高めるためには、「仮説を具現化」した、ユーザーの体験をともなうプロダクトが必要です。プロダクトをスピーディに開発していくことが仮説検証と両輪となります。 アジャイル開発が求められる背景です。

仮説検証とアジャイル開発の考え方を整理しつつ、どのように実践していくかをお伝えします。

市谷 聡啓 ( @papanda )

株式会社レッドジャーニー 代表
政府CIO補佐官
DevLOVE オーガナイザー
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」がある。

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